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一年を振り返って
令和2年度 会長 喜多 真一 
 2019年11月中国武漢で初めて発見され瞬く間に世界中の人々を感染させ、世の中の動きを全て止めてしまったコロナウイルスは、未だに収束の気配すら見せることなく、全世界の人々の恐怖と不安を煽っている状態です。そのような状況からほくと鵬信会のほとんどの活動も停止とせざるを得ませんでした。しかし11月には13名の卒業生を無事に卒業していただくことが出来ました。長きにわたりご活躍された先輩方々を最後に気持ちよく卒業していただくために、担当の部会には様々な苦労をしていただき、一人の感染者も出さずに卒業式を終えた時には何事にも代えられない感動を覚えました。コロナを理由に何事も中止にすることは簡単です。人の命というものがかかっていますからそれが一番大切です。しかしこれから先そればかりでは何事も前に進めません。そういったことを多く学ばせていただく機会に恵まれたことを感謝したいと思っています。
 話は前後しますが、コロナというものがまだ不確定でよくわからなかった1月には、定時総会で多々見舞鶴市長様をはじめとする多くの来賓者をお迎えして盛大に開催することが出来ました。今となっては密の状態で宴会した最後の行事でした。新年を迎えこれからの一年を無事に乗り切れるようにみんなで盛大にお祝いをしていたあのような時間は一瞬にして奪われてしまいました。今後も収束しない限り様々な活動に支障をきたすと思われます。令和2年度に苦労したことや学んだことを基にみんなで力と知恵を出し合い、そして支え合い明るい未来へ向かって一歩ずつ進んで行きましょう。
 私みたいな頼りない会長を支えてくださった役員の皆様、そして一緒に活動してくださった部会員の皆様、一年間どうもありがとうございました。何も出来なかった年度とずっと後まで語り継がれてしまう年となりましたが、私にとっては皆様のおかげでとても大切な一年となりました。来年度はとても経験豊富な山添会長にバトンをお渡しします。引き続き厳しい状況ですが山添会長ならどっしりと舵を取っていただけると思います。雨降って地固まるという諺があるようにコロナが収束するころには今の世の中よりもっともっと良い世の中になっていますようにと心より願っています。
本当に一年間ありがとうございました。